<大儀見元の演奏活動謹慎に関するお知らせ>
先日、4月10日に、当サイトの所有者であるパーカッショニストの大儀見元が、運転中に死亡事故を起こしました。世界的な知名度を持つ人物が関わる事故という性質からテレビ、インターネットニュース等々、マスコミ報道もされたので御存知の方も多いと思われます。
大儀見本人は現在、所属事務所、マネージャー、エージェントを持たずに個人で活動しており、また、現状では本人の文責による文章を公表する時期ではないと判断し、本人をバンドのメンバーとして雇用する者の一人として、私、菊地成孔が、本人との協議の上、一定期間、ネット上に於いてのあらゆる御報告を行う代理人として執筆させて頂いております。以後、当サイトに掲示される文章の文責は、優先的に私が負う形となります旨、ご了承ください。
本人の現状としましては、刑事上の犯罪性(逃亡、あらゆる証拠の操作、そもそもの運転の違法性、等々)が低いという検察側の判断により、拘留期間1日で釈放されたものの、刑事訴訟(検察とのもの)、民事訴訟(ご遺族とのもの)、双方ともに未だ先行きが見えない現状に於いて、ご遺族の心中を重んじ、また、本人自身の気持ちとしても、演奏活動が行われる事はあり得ない。という本人の判断により、(法的拘束ではなく、自主的なものとしての)謹慎という立場に身を置いております。
謹慎は演奏活動のみならず、演奏に準ずるファンの皆様との直接交流の場という側面を持つ、Facebookも対象として伴います。当面のあいだ、大儀見元に関する本人発の情報は当サイトのみとなります旨、併せてご了承ください。
ファンの皆様方が最も注視されているであろう、謹慎に伴う既定演奏活動の中止、延期、代演者の決定といった情報は、決定し次第、逐一当欄(そして本人を雇用している側である各バンドのウェブサイト、SNS等々)にてお知らせ致しますのでご参照ください。
謹慎者という身である事をわきまえ、本人の代弁、演奏活動以外の状況説明やご報告等々は一切控えさせて頂きます。ファンの皆様に於かれましては、この謹慎が、どれだけ時間がかかろうとも、ご遺族を筆頭とした総ての関係者の納得の上、最良の形で終了する事、そして、どれだけ先になろうとも、その後の演奏活動の復帰を切願されている事は、本人も、本人の家族も、本人を雇用する総ての関係者も痛感しております。今すぐにでも応援や支持を表明されたいというお気持ちは察するに余ありますが、本人自ら選択した謹慎という状況を鑑み、黙し、ご静観頂くのがご遺族にとっても本人にとっても最良の行動であるとご理解頂きたく存じます。
2014年4月20日
ペペ・トルメント・アスカラール / DCPRG / 株式会社ビュロー菊地代表 菊地成孔
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